ISUグランプリシリーズ

ここでは、「主な試合・大会の紹介」で触れたフィギュアスケートの大会のうち、ISUグランプリシリーズについて詳しく解説します。

ISUグランプリシリーズは、ISU(国際スケート連盟)が決めた6大会からなるシリーズ戦です。ISUチャンピオンシリーズというタイトルで1995年に始まった大会がその前身で、その後ISUグランプリシリーズというタイトルに代わり現在まで続いています。

大会と開催国は決められており、下記の6大会のうち最大2つまで出場することができます。

  • スケートアメリカ(アメリカ大会)
  • スケートカナダ(カナダ大会)
  • 中国杯(中国大会)
  • エリック・ボンパール杯(フランス大会)
  • ロステレコム杯(ロシア大会)
  • NHK杯(日本大会)

どの大会も男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目で、各大会あたり男女シングル各10名、ペア・アイスダンス各8組が出場します。出場する選手は、世界選手権などの国際試合で成績が上位だった選手が、各大会の主催者によって招待されます。

なお、ひとつの国から同じ大会に出場できる人数は最大で3人(組)です。

下記で、各6大会について簡単に紹介します。

 

スケートアメリカ(アメリカ大会)

1979年にレークプラシッドで開催されたのが第一回大会で、その前身となる大会は1971年まで開催されていた北米フィギュアスケート選手権でした。

その後、1995年、ISUチャンピオンシリーズに組みこまれ、以来その後身であるISUグランプリシリーズを構成するフィギュアスケート競技会のひとつとなっています。

ISUグランプリシリーズの幕開けとして、10月中旬に開催されることが多く、アメリカ国内での開催地は特に決まっておらず年によって各地で行われます。

 

スケートカナダ(カナダ大会)

1973年にカルガリーで開催されたのが第一回大会で、その後、ISUチャンピオンシリーズに組みこまれ、その後ISUグランプリシリーズを構成する一大会となっています。

ISUグランプリシリーズの第2戦として10月下旬から11月初旬に開催されることが多く、カナダ国内での開催地は特に決まっておらず年によって各地で行われます。

 

中国杯(中国大会)

2003年に北京で開催されたのが第一回大会で、以降、ドイツで開催されていたボフロスト杯にかわって、ISUチャンピオンシリーズ(ISUグランプリシリーズの前身)に組み込まれ、現在に至ります。ISUグランプリシリーズの第3戦として11月初旬に開催されることが多く、2010年までは北京の首都体育館での開催が中心でしたが、2011年以降は上海の東方体育中心で開催されることが多いです。

 

エリック・ボンパール杯(フランス大会)

1987年にパリで開催されたのが第1回大会で、1995年以降ISUチャンピオンシリーズ(ISUグランプリシリーズの前身)に組み込まれ、現在に至ります。ISUグランプリシリーズの第4戦として11月中旬に開催されることが多く、開催場所はパリを中心に、年によってはボルドーでも開催されています。

 

ロステレコム杯(ロシア大会)

1995年に始まったISUチャンピオンシリーズ(ISUグランプリシリーズの前身)に、翌1996年から組み込まれました。SUグランプリシリーズの第5戦として例年、11月中旬から下旬に開催されます。開催場所は、2000年以前はサンクトペテルブルクが多く、2001年以降はモスクワで開催されることが多いです。

 

NHK杯(日本大会)

1979年に国立代々木競技場で開催されたのが第1回大会で、この年は、開催元である日本スケート連盟の創立50周年にあたる年でした。

それ以前に日本で開催された国際大会としては、「日ソ親善フィギュアスケート」(エキシビジョンのみ)や、「国際チャンピオンズ大会」(日本、ソ連以外の選手も参加)などがありましたが、この大会が、アジア初の本格的な国際フィギュアスケート競技大会であったとされています。SUグランプリシリーズの最後の戦いとして例年、11月下旬から12月上旬に開催されています。開催場所は国内で特に固定されていませんが、関西以北を中心に全国各地で開催されています。

NHK杯については、「NHK杯(ISUグランプリシリーズ日本大会)」のページで詳しく解説します。

 

開催順、開催時期

ISUグランプリシリーズの開催日程順は、アメリカ、カナダ、中国、フランス、ロシア、日本となっております。これらの大会と、上位に入賞した選手が集うグランプリファイナルは、毎年10月中旬から11月下旬、あるいは10月下旬から12月上旬にかけて開催されます。

 

ISUグランプリファイナルとは?

アメリカ、カナダ、中国、フランス、ロシア、日本の6大会の成績を総合して、上位だった6選手(組)、ISUグランプリファイナルに出場することができます。

グランプリファイナルは11月下旬から12月上旬に行われます。開催場所は特に決まっておらず、持ち回りで行われ、また上記6か国以外の国で実施されることもあります。

詳しくは「ISUグランプリファイナル」のページで解説します。