世界フィギュアスケート選手権

ここでは、世界のフィギュアスケートの競技大会の中でも主要なもののひとつである世界フィギュアスケート選手権について解説します。

世界フィギュアスケート選手権は、世界最大規模のフィギュアスケート国際大会で、フィギュアスケートにおける世界のトップを決める、華々しい国際大会です。

 

歴史

この大会の歴史は古く、一世紀以上前にさかのぼります。

初めて世界フィギュアスケート選手権が開かれたのは1896年で、ロシアのサンクトペテルブルクで行われました。このときは競技は男子のみでした。1906年、初めて女子の国際大会がスイスのダボスにて行われ、また1908年にはペアの国際選手権がサンクトペテルブルクで行われました。この2つの大会は統合され、1924年に世界選手権となりました。

1930年、それまで別々に開催されていた男子、女子、ペアがひとつとなった世界選手権が、はじめて開催されました。開催地もアメリカのニューヨークであり、ヨーロッパ以外での開催は初めてのことでした。

1952年には、新たにアイスダンスを加えた大会がパリで開かれ、ほぼ現在と同じ形となりました。

 

大会の位置づけ

本大会は格式ある世界大会として、ISUランキング算出ポイントでも、オリンピックと同等とされています。各国の大会出場枠は最大3名(組)となっています。

この大会の成績で、翌年の世界選手権、オリンピックの出場人数が決定するという重要な位置づけを占めています。

 

開催時期・場所

例年3月に行われます。開催場所は毎年異なり、世界各地で行われます。2014年はさいたまスーパーアリーナで開催されました。

 

日本人選手の活躍

この大会には、日本人選手も数多く出場し、高橋大輔選手、浅田真央選手、荒川静香選手らが過去に優勝し、世界にその名を轟かせています。

日本人の活躍として今も色あせぬ輝きを放っている出来事は、1989年の世界フィギュアスケート選手権における、女子シングルのフリースタイルの伊藤みどり選手の演技です。完璧な演技をきめて、技術点で5人のジャッジが6.0満点を出したのです。

伊藤選手の功績は、世界選手権で初めてのトリプルアクセルを見事に成功させ、フィギュアスケートのジャンプという技の魅力を世界中に知らしめた点でした。伊藤選手は、1989年、「もっとも高得点をとったフィギュアスケーター」として、ギネスブックにも掲載されました。

 

世界初の4回転ジャンプ

また、世界フィギュアスケート選手権ではほかにも伝説的な出来事が起こっています。

1988年の大会では、カナダのカート・ブラウニング選手が、ISU公式戦において初めて4回転ジャンプ(4回転トウループ)を成功させました。この偉業もまたギネスブックに掲載されています。またブラウニング選手は1989、1990、1991年の世界選手権で優勝を果たし、三連覇を飾っています。

 

このように、世界の強豪が集まる大会として数々のドラマが生まれてきたこの舞台。フィギュアスケートファンとしては毎年目が離せない重要な大会となっています。