四大陸フィギュアスケート選手権

ここでは、世界のフィギュアスケートの競技大会の中でも主要なもののひとつである四大陸フィギュアスケート選手権について解説します。

四大陸フィギュアスケート選手権とは

ヨーロッパを除くアジア・アメリカ・アフリカ・オセアニアの4つの大陸の選手が参加する大会です。日本の選手も参加します。また、日本のほかにもアメリカやカナダ、中国など、選手層の厚い国が多く参加しています。

 

歴史

四大陸フィギュアスケート選手権の第1回大会は1999年にカナダのハリファックスで開催されました。ヨーロッパフィギュアスケート選手権に出場できないヨーロッパ以外の選手が不公平にならないように、比較的新しく創設されたという経緯があります。

 

大会の位置づけ

そのため、ヨーロッパ選手にとっては、歴史と伝統あるヨーロッパフィギュアスケート選手権の方が格上という意識があり、トップ選手は四大陸フィギュアスケート選手権には出ない傾向にありました。しかしISUの要請によりトップ選手の派遣が義務づけられたためこの傾向はなくなりました。

なお、ISUフィギュアスケートの世界ランキングを算出する際のランキングポイントは、ヨーロッパフィギュアスケート選手権と同じ配分になります。

開催時期が、3月に行われる世界選手権の直前であったり、各国の大会にも近いことが多いため、この時期の負担を減らすためにこの大会は見送る選手もいます。また、強い選手は、世界選手権前の自分の実力をはかったり、足慣らしとして利用する場合もあります。

 

出場枠について

世界フィギュアスケート選手権やヨーロッパフィギュアスケート選手権、世界ジュニアフィギュアスケート選手権などは、前年の成績によって参加枠が変動しますが、四大陸フィギュアスケート選手権は、こうした仕組みをとらず各種目に対し各国最大3人および3組までの出場が認められています。

 

開催時期・場所

例年2月に行われます。ただしオリンピックのある年は1月下旬に行われます。開催場所は固定されておらず、毎年世界各地で開催されます。

 

日本人選手にとっての位置づけ

日本人選手は、これから成長していくであろう注目株の選手が出場することが多く、今後の日本のフィギュア界をになう選手をチェックすることができます。

日本人選手が優勝した大会は下記の通りで、日本人が活躍する大会であることが見てとれます。

  • 1999年 本田武史選手
  • 2001年 村主章枝選手
  • 2003年 本田武史選手、村主章枝選手
  • 2004年 太田由希奈選手
  • 2005年 村主章枝選手
  • 2006年 織田信成選手
  • 2008年 高橋大輔選手、浅田真央選手
  • 2010年 浅田真央選手
  • 2011年 高橋大輔選手、安藤美姫選手
  • 2013年 浅田真央選手
  • 2014年 無良崇人選手、村上佳菜選手
  • 2016年 宮原知子選手

2016年の女子シングルは、17歳の宮原知子選手が1位、アメリカの長洲未来選手が2位、日本の本郷理華選手が3位と、日系選手が表彰台に並びました。これから成長するであろう若い選手たちの活躍が期待されます。