フィギュアスケート・ルールの基本

ここでは、フィギュアスケートのルールの概要を説明します。

「4つの種目を紹介:男子シングル、女子シングル、ペア・アイスダンス」で説明したとおり、フィギュアスケートにはおもに4つの種目があります。(さらにオリンピックには団体戦があり、これについては後述します。)

 

2つのプログラム

上記の4つの種目については、それぞれ、さらに下記の通り2つのプログラムに分かれています。

  • 男女シングル・ペア
    • ショートプログラムとフリースケーティング
  • アイスダンス
    • ショートダンスとフリーダンス

2つのプログラムはルールや音楽、衣装、技などが全て異なるものです。

男女シングル・ペアにおけるショートプログラムは、ジャンプ、スピンなど、特定の要素を含んだプログラムを滑ります。フリースケーティングの方が自由度が高く、演奏時間も長くなっています。

また、アイスダンスにおけるショートダンスは、シーズンごとにきめられたリズムを滑る、全組同じ課題のステップを滑る部分があるなど、フィギュアスケートの中でももっとも制約が大きいプログラムです。フリーダンスの方が重度が高く、演奏時間も長くなっています。

 

2つのプログラムの合計点で順位決定

2つのプログラムそれぞれが採点され、それの合計点が最終的な得点となります。

オリンピックなどの大きな大会では、ショートプログラムの成績が良かった者だけがフリースケーティングを滑る場合もあります。

2つのプログラムの合計点で競うため、ショートプログラムで1位になっても最終順位が4位であれば、表彰台には登れないということになります。ただし、世界選手権には「スモールメダル」というものがあり、各プログラムの上位3名に最終的なメダルとは別に小さなメダルが贈られます。

 

採点方法

以前は、「6.0システム」と呼ばれる、6.0点を満点とする採点方法が適用されていました。これを、その後の採点方式を区別するために「旧採点方式」と呼ぶ場合もあります。

その後、採点方式が変更となり、今の採点方法となっています。現在使用されている方法は「New Judging System(新採点システム)」あるいは、「International Judging System」と呼ばれているようです。ISUの規定のもとに行われています。

基本的な採点方法に変更はありませんが、2年ごとにルール改正が行われます。 オリンピックシーズンの翌年シーズンと、その2年後になります。ただし、細かな修正は毎年おこなわれます。

採点については、大まかに説明すると、下記のとおり、3つの点数の合計となります。

技術点(テクニカル エレメンツTechnical Element Score)(TES)+構成点(プログラム コンポーネンツProgram Component Score)(PCS)―減点(ディダクションDeductions)(Ded)

採点については、詳しくは「フィギュアスケートの採点方法」を参照してください。

 

審判

フィギュアスケートの競技会の審査を務める審判は、3種類に分けられます。

イベントレフェリー 1名

競技会と審判団の監督を行います。

技術審判(テクニカルコントローラー) 1名

基礎点を判定します。

演技審判 最大9名

GOEと構成点を判定します。(GEOについては「出来栄え(GEO)による加点とは?」を参照してください。

 

以上がフィギュアスケートのルールの基本となります。