スピンにおけるレベルをあげる要素の紹介

ここでは、「スピンのレベルと基礎点」で大まかに説明した、スピンのレベルを上げる要素について、くわしく解説します。

難しい姿勢バリエーション

姿勢の難しいバリエーションとは、「脚、腕、手、頭などの動きがより大きな肉体的強さや柔軟性を必要とし、体幹部のバランスに影響を与えるもの」とされています。下記のようなものがあげられます。

  • キャメル・フォワード(肩のラインが氷面に平行になっている)
  • キャメル・サイドウェイズ(肩のラインを氷面と垂直な位置にまでひねっている)
  • キャメル・アップワード(肩のラインを氷面と垂直な位置を超えてひねっている)
  • シット・フォワード(フリー・レッグが前方にある)
  • シット・サイドウェイズ(フリー・レッグが側方にある)
  • シット・ビハインド(フリー・レッグが後方にある)
  • アップライト・フォワード(胴が前方に倒れている)
  • アップライト・ストレートまたはサイド・ウェイズ(胴が真っ直ぐ、または側方に傾いている)
  • ビールマン姿勢
  • レイバック
  • その他(ウィンドミルなど)

ジャンプでの足替え

ジャンプ前に少なくとも2回転した場合にのみカウントされます。また、着地後の最初の2回転以内に基本姿勢に達し、少なくとも2回転しなければなりません。

スピン中に足を換えずにジャンプする

ジャンプ前に少なくとも2回転した場合にのみカウントされます。また、着地後の最初の2回転以内に基本姿勢に達し、少なくとも2回転しなければなりません。

足を換えずに行われる難しい姿勢変更

この特徴は、キャメル、シット、アップライトの3種の基本姿勢から異なる基本姿勢への変更するスピンです。かなりの力、技術、コントロールを要する要素です。

バックエントランス、難しいフライングエントランス

右足のフォアインから反時計回りに入って、そのまま右足で回転します。

明確なエッジ変更

「チェンジエッジ」とも呼ばれます。詳しくは「エッジの変更(チェンジエッジ)」を参照ください。

左右の足とも3基本姿勢全てをふくむ

途中で足替えを挟みつつ、キャメル、シット、アップライトをそれぞれの足で行うものです。

直ちに行う両方向のスピン

あまり行う選手はいませんが、宮原知子選手のようにもともと逆回転で、巡回転に直した選手は取り入れやすいようです。

1つの姿勢で8回転

キャメル,レイバック,基本姿勢の難しいバリエーション,非基本姿勢の難しいバリエーションにのみ適用されます。

レイバックスピンとサイドウェイズスピンの変化、それぞれ3回転

どちらを先にやっても構いません。

レイバックスピンからのビールマンスピン

レイバックスピンで8回転以上することが要件です。

 

以上が、スピンのレベルを上げるための要素です。ステップなどにくらべ、スピンは、レベル4をとることが比較的容易で、そのため、レベルによる基礎点より、GOEによる加減点の割合が大きくなっています。GEOについては「出来栄え(GOE)による加点とは?」を参照してください。