4つの種目を紹介: 男子シングル・女子シングル・ペア・アイスダンスの違い

現在行われているフィギュアスケートの競技には、「男子シングル」「女子シングル」「ペア」「アイスダンス」の4つの種目があります。それぞれの違いについて解説します。

名称からわかる通り、男子・女子のシングルは競技者が一人です。

一方、ペアとアイスダンスは競技者が二人となり、いずれも、男女ひとりずつのカップルで出場することになります。現在のところ、男性二人、女性二人という形の競技形態はありません。

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男子シングル・女子シングル


ほとんどの公式試合では、男女とも、シングル競技は「ショートプログラム(SP)」と「フリースケーティング(FS)」の2つによって構成されます。

日本ではもっとも人気のある競技形態なので、ほとんどの人がイメージをつかめるでしょう。

通常、ショートプログラムは単に「ショート」あるいは「SP」などと表記されます。一方、フリースケーティングは「フリー」「FS」と称されることが多いようです。

ショートプログラム(SP)

ショートプログラムは、演技時間は2分50秒と定められており、そのなかで指定された要素(ジャンプやスピン、ステップなど)をこなすことが求められ、余分な要素を入れてはいけないというルールになっています。

フリースケーティング(FS)

フリースケーティングでは、女子はジュニアが3分30秒、シニアが4分、男子はジュニアが4分、シニアが4分30秒となります。ただし、演技時間には±10秒の増減は認められています。こちらも、指定された条件を満たすように要素を組み込むことが求められますが、ショートプログラムに比べると自由度が高いのが特徴です。

プログラムの実施順

ショート、フリーを両方実施する大会では、まずショートプログラムを実施し、一定以上の順位の選手のみがフリープログラムに進める形になっていることもしばしばです。またフリースケーティングの滑走順が、ショートの順位によって変動するケースも多いです。

公式試合ではない競技などでは、フリースケーティングのみを実施する場合もあります。たとえば、毎年日本で行われる木下グループカップ・ジャパンオープンなどはフリーのみの試合です。

 

ペア


ペア競技もシングルと同様、「ショートプログラム(SP)」と「フリースケーティング(FS)」の2つで構成されます。

ペアは、男女ひとりずつのカップルで競技に参加します。男性選手が女性選手を持ち上げるリフトや、放り投げるスロージャンプなどの大技があり、非常に派手な演技が繰り広げられます。

実施には危険な面もありますが、欧米や中国ではペア競技もたいへんな人気です。

演技時間

ショートプログラムは2分50秒、フリースケーティングは4分30秒と定められています。ショートには余分な要素を入れることができないのに比べ、フリーにはその制約はないため、比較的、演技構成の幅が広いといえます。この点も、シングル競技と同様です。

 

 

アイスダンス


アイスダンスは、比較的最近(といっても1952年)に国際スケート連盟により正式競技として認められた種目です。

ペアと異なり、1回転半を超える回転のジャンプ、女性を高く持ち上げるリフトなどは行ってはならないとされています。

一般的に、ステップなどのスケーティング技術や、二人の動きがぴったりと合っていること(ユニゾンと言います)が重視される種目です。

ショートダンスとフリーダンス

アイスダンスは他種目のショートプログラムにあたる「ショートダンス」、フリースケーティングにあたる「フリーダンス」の2つによって構成されています。

ショートダンスは2分50秒、フリーダンスはジュニアで3分30秒、シニアで4分の持ち時間のなか、定められた要素を含む演技を行います。

それぞれの種目について、別記事でさらに詳しく解説する予定です。