フィギュアスケートとは?

フィギュアスケートってそもそも何? フィギュアスケートの勝敗は何で決まるの? どういうところが面白い? そんな素朴な疑問に答えます。

 

フィギュアスケートってどんな競技?


フィギュアスケートとは、氷上で音楽に合わせた演技を行う競技です。

多彩な姿勢で行われるジャンプやスピン、ステップやターン、その他の演技要素を組み合わせ、音楽に乗せて様々な演技をすることで、技術力だけではなく表現の巧みさまでもが評価の対象となる、採点方式のスポーツです。

演技者が一人の男子シングル・女子シングルのほか、男女二人一組で行うペアとアイスダンスという4つの種目があります。

毎年世界各地で多くの大会が開催されているほか、冬季オリンピックの正式種目でもあり、近年は日本はもちろん、全世界で大変な人気を博しています。

フィギュアスケートの勝敗は何で決まる?


フィギュアスケートは、対戦相手と試合をするものではなく、各競技者が与えられた持ち時間とルールのなかで演技をし、その結果を審判(ジャッジ)が採点することで得点が決まり、その得点の多寡によって勝敗が決定します。

かつては「6.0システム」と呼ばれる、複数の審判が各選手の演技をざっくりと6点満点で採点する方式が使われてきました。

しかし2004-2005年シーズン以降で導入されている「ISUジャッジングシステム」では、演技を構成する1つ1つの要素に対し、きわめて明確な採点基準が示されるようになりました。

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どうやって採点するの?


詳しくは別の記事で解説しますが、「ISUジャッジングシステム」は、何十ページにも及ぶ詳細なドキュメントに基づいた採点ルールによって構成されています。

審判個人の主観をなるべく廃したフェアな評価体系をつくり、フィギュアスケートがより奥深い競技となるように工夫されていますし、審判はこのルールに関する研修等を受けているプロの評価者です。

このような採点システムを導入することで競技性が高まり、選手ごとの戦略の幅は大きく広がりました。

重視される「演技構成点」

また、それまでの採点基準に比べて、演技構成点(Program Components Score)と呼ばれる表現の力を評価する得点項目の比重が増えていることも特徴です。

結果、ジャンプやスピンの技巧だけではない、総合芸術としての完成度が求められるようになりました。

この新たな採点システムを導入して以降、フィギュアスケートの人気がさらに盛り上がっていることからも、ISUジャッジングシステムが競技をより面白くしたと言えるでしょう。

 

フィギュアスケートの何が面白い?


観客の視点からみたフィギュアスケートの面白さは、競技としての側面と、芸術・表現としての側面が合わさっているところにあるといっても良いでしょう。

フィギュアスケートは、演技者の自己表現が主体のバレエやダンスとも違い、一方で速さを競うことが中心のスピードスケートとも違います。

競争や勝ち負けはあるものの、一方でそれぞれの選手が自分なりの表現スタイルを追求するものでもあります。観る人により、様々な部分に魅力を感じることができ、それが競技としての間口の広さとなっているのではないでしょうか?

競技でありながらも芸術である

先にも述べたように、「ISUジャッジングシステム」の導入により、競技に勝つためには、ジャンプやスピンをこなすだけではなく、華麗なエッジワークや音楽に合わせた表現の力が求められるようになりました。

もともとフィギュアスケートは、スポーツであるとともに芸術でもあると言われてきました。新しいジャッジングシステムの導入が、結果的にこの点をさらに強調することとなったといえるでしょう。

フィギュアスケートは、氷上の美しさを競うスポーツであり、他に類を見ない総合芸術なのです。